オーバー・ザ・レインボー
見終ったら、暖かな気持ちになる作品でした。
「恋でもしてみようか」というセリフが効きました。
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少しネタばれありです。。
イ・ジョンジェの主演作では「イルマーレ」「ラストプレゼント」を見ましたが、印象は顔の長い人だな。
というのと、「ラストプレゼント」の最後あたりの演技の上手さには感動したのですが、この作品を見て、
もう1度、前作なども見てみたいなと思いました。
「オーバー・ザ・レインボー」の気象予報士の役ではどんどん彼の世界に引きこまれて、最後には彼に恋をしていました。
1週間のレンタルですが、毎日見ていました。
大学時代に思いを寄せていた彼女に一言も思いを告げずにいた彼。
社会人になってもずっと思い続けている、静かなのだけど、その一途さに深いものを感じさせます。
映画の最初のシーンがその思いを寄せていた彼女がいつも乗るバス停近くで駐車していて、
彼女の大好きなフリージアの花束があったので、彼女に告白するところだったのかもしれません。
でも、事故に合ってしまい、彼は病院へ。
間もなく退院するのですが、部分的に記憶を失ったらしいのです。
ずっと思いを寄せていた彼女の顔が思い出せなく、彼女を思いだすために過去を手繰っていくのです。
彼は気象予報士で、未来と関わっている仕事をしています。
大学時代に写真サークルで一緒だった女性ヨニは地下鉄の忘れ物管理事務所に勤めていて、過去と関わる仕事をしています。
ヨニはジンス(イ・ジョンジェ)の親友と別れたところでした。
昔のよしみで過去を捜していくウチに、お互いに引かれ合っていくのです。。。
ジンスはヨニが好きになっている自分に気がつき、思い出せない彼女が誰かわかっても、
その人を思う気持ちまではよみがえらない。。とヨニに言うのです。
ヨニもジンスが好きになっていて、その頃、ジンスに関することが耳に入ったのです。
卒業間近、入隊する前日に汽車から飛び降りて、彼女に会おうとしていたことを。。
そんなに思っていた人ならば、その気持ちを蘇らせたいと思うのです。
なんか、いじらしいです。。
ジンスは思っていた彼女を「レインボー」と読んでフィルムを生徒手帳に忍ばせていたのです。
ヨニはそのフィルムを手に入れて、ジンスに手渡す。
でも、ジンスは過去よりも今の気持ちを大切にしたい。。と
ヨニにフィルムを返し、「見たければ、自分で見ろ」と。。。。
ヨニはジンスの生徒手帳を持っていた、元彼に過去のことを聞きに行く。
彼は事の次第を話し出す。。。
入隊の前日、ジンスは彼女に会うために雨の中、花束を持って、大学に向かっていた。。。
でも、彼女は別の男性と相合傘ですれ違った・・・
ヨニは思い出した・・・・
その頃、ジンスは映画の最初のシーンの場所に駐車させて誰かを待っていたよう。。
バックミラーのバス停に女性の姿・・バッグにはプレゼントしたスワロフスキーの熊。。
彼女はちょっとの差でバスに乗ってしまう。。
バスを追いかけようと、車を発進させたところであの事故と同じようなシーン・・・
事故がフラッシュバック・・・その衝撃で彼女のことを思い出す。。
車を走らせながら、記憶が巡る。。。
ラストシーンは大学で過去と現在が交錯するところがニクイ演出。
盛り上がります。
さて、彼女のことを「虹」と読んだワケは・・
彼女の写真を撮ったとき、脇に置いてあったガラスの器から虹がこぼれていたから・・のようです。
最後の最後にチラッと見えるので、ちょっとおしゃれな感じがステキでした。