春夏秋冬そして春
韓国の奇才、キム・ギドク監督作品です。
魂が震える作品でした。
映像が東洋的で、山奥の俗世とは隔離されているような湖に浮かぶお寺が舞台なのですが、セリフが少なく、映像がとても美しいです。
春夏秋冬で人生を描いているのですが、冬には監督自身が出演しています。
「悪い男」「悪い女」などに見るように、裏社会に生きる人々を描きながら、人間のサガを鋭く問いかける作品がスタイルかなと思っていたので、あまりにも正反対の俗世とは縁のない仏の世界に生きる人を描いていたので、「本当にキム・ギドク作品なの?」と疑いながら見始めました。
ところが、ところが、どんどんと彼の世界が広がっていくのです。
一貫した彼の人間観にあふれていました。
冬のシーンでは、主人公が自分を心身ともに鍛えて、重石を縄で体に繋いで、険しい山を登り、その頂上に「弥勒菩薩像」を納めるのですが、そのシーンでは「アリラン」がずっと流れています。
とてもすごいシーンなのですが、主人公演じる、キム・ギドク監督がとてもステキです。
「弥勒菩薩」は歴史の教科書に足を組んで、肘をついているあの仏像です。
教科書では「京都・広隆寺」の「弥勒菩薩」がよく掲載されていると思います。
奈良に住んで居た頃は、よく見に行きました。
「中宮寺」の「弥勒菩薩」は国立博物館に特別展示の時、初めて、実物をみました。
とても美しく、マリア様のような神々しさがありました。
この作品は欧米で大ヒットしたそうです。東洋の神秘と美しさが支持されたのでしょうか。
般若心経やお寺、山河の風景など東洋的で日本人にはどこかで見たことのある風景ではなかったでしょうか。
朝鮮民謡アリランがこの風景に流れるのですが、どこか「木曽節」に似てるななどと、日本と共感できるところがありました。
文化的にも日本と韓国は深いですね、この映画を見て本当、そう思いました。
見おわった後、暫し、放心状態。余韻が深い作品でした。
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【AFP=時事】中国国営の新華社(Xinhua)通信は10日、中国政府当局がインターネット浄化キャンペーンの一環として2014年にポルノを含む約300万以上のコンテンツをインターネットから削除したと伝えた。(AFP=時事)
投稿者: 30%OFF??013?嬪?????慥IVA HEART?????儚???????????? _便???儷_??_???_??????[????????012-47870 | 2015年04月18日 21:47