NHKスペシャル 望郷
シベリア抑留者の数奇な実話描く NHKドラマ 「望郷」 ・・YOMIURI ONLINE終戦60年企画。シベリアの捕虜収容所で1946年に別れ、ともに生死のふちをさまよいながら戦後を生き抜き、2002年に56年ぶりの再会を果たした日本人とルーマニア人の2人の男性の実話を元にしたドラマだ。
モデルになったのは元日本軍医・渡辺俊男さんと、ドイツ占領下でドイツ軍として参戦したルーマニア人兵士のアールヒップさん。2人は1945年にシベリアのエラブカ収容所で出会った。アールヒップさんが、極寒の奥地に送られることになり、渡辺さんは自分の着物をすべて与え、アールヒップさんは婚約指輪を渡辺さんに託して別れた。
ドラマは実際の記録映像を交えて構成。渡辺さんを関口知宏=写真左=が演じる。脚本・演出は「大地の子」の岡崎栄、ナレーションも同作品に出演した仲代達矢が務める。
1時間半の番組のうち1時間をソ連の抑留生活をドラマで再現していました。
そしてドラマはルーマニア人作曲家の「望郷」という曲がヴァイオリンの独奏で流れていました。
世界的ヴァイオリニスト天馬敦子さんの奏でるメロディーが戦争の悲哀、魂の叫びのように響いていました。
脚本・演出が「大地の子」の製作者で仲代達矢の語り口が大地の子を思い出されました。
1時間半がとても重く感じました。
最後の30分は老齢になった主人公が50年という時空を超えて、ルーマニアに病床の友人と再会でき、その後昨年(平成16年)に90才となった主人公が友人夫妻のお墓参りにもう一度向かったシーンは家庭用ビデオでの撮影が流れていました。
本人が「戦争は何も良いことはなかったが、あなたに出会えたことに感謝します。。」
と、墓石に顔を摺り寄せて語りかけていたシーンが心に刻み込まれています。
正義の名の戦争など、どこにも存在しない。
60年前の世代がこんな思いをして得たものに、私たち世代はどう向き合えばよいのだろう。
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投稿者: ルイ ヴィトン アクセサリー | 2017年01月22日 23:04