チルソクの夏

昨年ブレイクした「のだめカンタービレ」の上野樹里の高校時代の貴重な作品です。

佐々部監督は下関出身なのでしょうか。「カーテンコール」も「４日間の奇蹟」も下関がロケ地になっていました。

時代は１９７７年、高校２年の陸上部の女子学生と釜山の男子高校生の陸上交流大会での出会いと別れ、２０数年後の再開。。が大筋です。
ちょうど、同じ頃に高校生だったので、バックに流れる流行歌にタイムスリップしてしまいました。
イルカの「なごり雪」１番が韓国語で映画の最後に流れます。
誰もが青春時代に似たような経験をしているだろうなという淡い初恋なんだけれど、当時の日本と韓国です。日本の歌を歌ってはいけない時代。韓国では夜は戒厳令がひかれていた時代。
民族の偏見もあり、メールやパソコンもなく、まして、高校生が国際電話などできない時代です。
頼りは手紙、エアメールだけ。
いやぁ〜〜日本国内でもこういう時代だったんです。文通が唯一の手段でしたよ。
お互いに好きなんだけれど、あまりにも距離が遠すぎて、連絡が取れなくなってしまう。。。
でも、２００２年の七夕の日に同じ陸上交流大会で再開する。。
そこで、話は終わっているのですが、きっとよい友人として、これからお付き合いが始まるのかなとそんな気持ちで見終わりました。
「初恋の人とは結ばれない」って当時はよく言われましたが、本当に好きだった人は当時のままでいつまでもステキな恋の思い出として心に生き続けるってステキじゃありませんか。
月日がたって、今度はよき友人として異性がいるいるのもいいなぁと思いました。

初恋の人が運命の人で困難を経て結ばれる・・というドラマティックな韓国ドラマもいいですが。

チルソクの夏 特別版
佐々部清 水谷妃里 上野樹里



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